叩けばホコリの出る会社なんて山ほどあるでしょ

資本主義経済において法人は利益を追求します。どんな会社もボランティアで営業しているわけではありませんから、どうすればより大きな利益をあげられるか、つまり儲かるかということを念頭において活動します。
健全な思考を有する経営者であれば、自らの信念をもって会社経営を行うでしょう。利益を上げるためにあらゆる手段を講じますが、それはあくまでも消費者のニーズに極限まで応えようというものであり、単純に言えばどれだけ「ヒットさせるか」という一言につきます。そして多くの経営者は大ヒットを飛ばすことができないことを知っており、自らの無駄を省いて少しでも利益を出そうとするのです。「入るを量りて、以て出ずるを為す」は中国の故事ですが、会社経営の基本理念とされています。

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しかし経費の無駄を極限まで削ることは非常に困難ですし、たとえばサービス業の人件費であれば、そのままサービス低下に直結する危険があります。従業員の不満だって高まっていきますから、実際にはなかなか難しいと言えるでしょう。そして仮に全ての無駄を無くしっとしても、それで必ず利益が確保できるというわけではありません。

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そしてある経営者はついに「非常手段」を講じます。古から商売の基本は安く買って高く売ることですが、これはすなわち原材料費を極限まで低く抑えることを奨励しています。どんな商品にも原価がありますし、その商品を生み出すために必要とされる経費があります。これを非常手段で抑え込むことで、商品が生み出す利益が大きく跳ね上がるのです。

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きっと叩けばホコリの出る会社は日本中に山ほどあることでしょう。恐ろしいのは、ひとたび講じた非常手段は、そのまま常態となってしまうことなのです。極限まで麻痺してしまった会社としての理性がほころびを見せたとき、不正として糾弾されるのです。
経営者であれ現場責任者であれ、その役割のひとつはこの「麻痺」を防ぐことなのではなのです。